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【第1回】なぜ“難成分対応力”がOEM選定の決め手になるのか?

  • OEMに関すること

【第1回】なぜ“難成分対応力”がOEM選定の決め手になるのか?
― 化粧品ブランドの差別化を左右する、3つの高難度成分に迫る ―

はじめに:今、なぜ“難成分”が求められているのか?

化粧品OEM業界において、製品の差別化がますます重要になっています。
中でも、美容クリニックやエステサロンを中心に注目されているのが、「ハイドロキノン」「レチノール」「スピキュール」といった効果実感型の“難成分”を配合したスキンケア製品です。これらの成分は、美白・エイジングケア・導入効果など明確な効能を持ちながら、製造や処方設計が非常に繊細かつ高度な技術を要するという特性があります。そのため、ただOEM製造ができるというだけではなく、「難成分に強いOEMパートナー」であるかどうかが選定の大きな基準になってきているのです。

難成分の魅力と配合の難しさ

● ハイドロキノン ― 透明感のある肌づくりに欠かせない話題の美容成分

肌のトーンケア成分として知られているハイドロキノン。
その強い漂白作用は魅力である一方、酸化しやすく変色しやすいという性質があり、安定化が非常に困難です。
つまり、高い効果を期待できる一方で、処方設計では“酸化リスクへの対策”が最大のハードルとなる成分です。

● レチノール ― 肌のキメを整えてくれるサポート成分

肌のキメを整えるサポート成分として近年注目を集めているレチノール。
しかし光や空気に対して非常に不安定で、製造中に分解されてしまうケースも少なくありません。

● スピキュール ― 肌をなめらかに導くスキンケアで話題の成分

角質ケアを意識した処方設計に応用される素材のスピキュール。
ただしその粒子の均一性や皮膚刺激のコントロールが難しく、OEMレベルで安定供給するには技術的ハードルが高いといわれています。

ウィル・グラン化粧品の取り組みと技術

当社ウィル・グラン化粧品では、これらの難成分を扱うことを強みとし、日々処方開発と製造技術のアップデートを行っています。

■ 独自の安定化技術と処方ノウハウ

  • 成分の特性に合わせたpH調整や設計技術、配合安定性の追求
  • ナノ化・リポソーム化など処方の均一性・分散性向上に向けた技術的工夫
  • 高濃度配合でも肌との相性を考慮した処方バランスの最適化

これらの技術をベースに、エビデンスに基づいた処方を設計しています。

成功事例のご紹介

● メディキュアー合同会社様

高濃度ハイドロキノンによる美白美容液を共同開発。
他社で製造困難とされた処方を、弊社のオープンラボを活用しながら実現しました。

● DOT’Sシリーズ

ピュアビタミンCとナイアシンアミドを高濃度で両立した美容液を共同開発。
処方設計の工夫により、継続的にご採用いただいています。

難成分OEMを成功させるポイント

1:処方提案力があるOEMと組むこと
単に製造するだけでなく、開発段階から技術的アドバイスができる体制が重要です。

2:試作段階での「オープン性」
クローズドなやり取りではなく、リアルタイムで検証・修正ができる現場が安心材料になります。

3:法規制や表示の正確な対応
難成分は特に薬機法・表示規制が厳しいため、薬事対応のサポートも必須です。

おわりに:差別化したいなら“難成分”にチャレンジを

スキンケア市場で競争優位性を築くには、「単なるOEMではなく、処方開発パートナーと組むこと」がますます重要です。
ウィル・グラン化粧品では、小ロット(300個〜)から難成分処方に挑戦可能。
美容医療・エステ・D2Cブランドなど、目的やターゲットに合わせた“訴求力のある処方設計“を一緒につくり上げます。

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📢 次回予告(第2回)

「小ロット300個から対応可能!中小サロン・クリニックに最適なOEM」では、小規模事業者がOEMを活用して成功するための戦略を詳しく解説します。