冬の角質ケア最新トレンド ─ AHA・BHA・PHAの違いとスキンケア応用
- 原料・容器
冬のスキンケアでは、乾燥対策と同じくらい重要なのが角質ケアです。気温や湿度の低下により角質層が厚くなりやすく、乾燥肌・毛穴詰まり・くすみの原因となります。
そこで注目されているのがAHA・BHA・PHAといった角質除去成分。
本記事では、それぞれの特性と肌質に合わせた使い分け、さらにOEM開発におけるポイントを解説します。
AHA(水溶性の角質除去成分)の特徴
- 水溶性で肌表面に作用
- 不要な角質層を軟化させて除去
- 主に乾燥肌・複合肌におすすめ
AHA(アルファヒドロキシ酸)はフルーツ酸とも呼ばれ、乳酸やグリコール酸が代表的です。肌表面の不要な角質をやわらかくして取り除き、ターンオーバーをサポートします。
水溶性のため毛穴奥までは届きませんが、表面のザラつきやごわつき改善に効果的です。乾燥肌や複合肌の人に向いており、しっとり感を損なわずに肌をなめらかに整えることができます。
BHA(脂溶性の角質除去成分)の特徴
- 脂溶性で毛穴の奥まで浸透
- 皮脂や老廃物を溶かして除去
- 脂性肌・にきび肌におすすめ
BHA(ベータヒドロキシ酸)の代表成分はサリチル酸です。脂溶性のため毛穴に入り込み、詰まった皮脂や角質、老廃物を溶解して除去する作用があります。
そのため脂性肌やにきびができやすい肌質に適しており、毛穴詰まりの防止や皮脂バランスの調整に役立ちます。
一方で刺激性があるため、敏感肌や乾燥肌には注意が必要です。
PHA(低刺激で保湿性を持つ角質ケア)の特徴
- 水溶性でマイルドに角質除去
- 保湿作用があり、水分蒸発を防ぐ
- 敏感肌・ゆらぎ肌におすすめ
PHA(ポリヒドロキシ酸)は、AHAと同じ水溶性ですが分子が大きく、作用が穏やかなのが特徴です。角質をやさしく除去しつつ、水分を保持しやすいため保湿効果も期待できます。
さらに抗酸化作用やキメを整える働きも報告されており、敏感肌や乾燥に傾きやすい冬の肌に最適です。
【肌質別のおすすめ角質ケア】
- 乾燥肌・複合肌 → AHA
やさしく角質を取り除き、保湿ケアと組み合わせると透明感がアップ - 脂性肌・にきび肌 → BHA
毛穴詰まりや皮脂過多を防ぎ、にきび予防に有効 - 敏感肌・ゆらぎ肌 → PHA
マイルドな角質除去と同時に保湿効果を得られる
【OEM開発における角質ケア商品の可能性】
ウィル・グラン化粧品では、AHA・BHA・PHAを応用した角質ケア製品のOEM開発も可能です。
- 小ロット対応(300本〜):限定ラインやテスト販売に最適
- 複合処方の実績:AHA+PHAなど、肌質に合わせたマイルド処方も提案可能
- 安定性と使用感:刺激を抑えつつ、季節やターゲットに合わせた製剤設計
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まとめ
AHA・BHA・PHAはそれぞれ特徴が異なり、肌質や目的に応じた使い分けが重要です。
冬のスキンケア市場では、角質ケアと保湿を両立させた製品が求められており、OEMによるスピード開発・小ロット展開は差別化の大きなチャンスとなります。
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